東証がシャープ株を一時取引停止に 赤字1千億円超で銀行に支援要請と日経報道

シャープが今3月期に最終赤字1000億円超となり主力2行に資本支援を要請する、と3日付日本経済新聞朝刊が報じたことを受けて、東京証券取引所は3日朝、シャープ株の売買を一時停止した。

 この件についてシャープは東証で午前8時48分に発表した。内容は(1)当社が発表したものではない(2)現在、新中期経営計画を策定中であり、本年5月をめどに発表する(3)最終赤字が1000億円を超える見通しを当社が決定した事実はない-など。

 シャープは4-12月期決算発表時に、今3月期通期赤字を300億円と発表しており、現時点では「変更していない」としている。

 この発表を受けて、東証は9時4分にシャープ株の取引を再開した。

FF14 RMT