「総理は靖国に行く」…中国を挑発する首相側近の“問題発言”

 台風報道一色だった3連休。その裏で、日中関係の改善を思わせるニュースが小さく報じられた。

 まず、外務省の伊原アジア大洋州局長が11日に中国を訪問し、中国政府関係者と会談したこと。

 福田元首相が7月下旬に北京で中国の習近平国家主席と会談した際、内閣特別顧問の谷内NSC局長が同席していたことも、なぜか今ごろになって報じられた。大方、外務省筋のリークだろうが、11月に北京で行われるAPECでの首脳会談実現に向けてお膳立てが整ったということなのか。

 ところが、その一方で、安倍首相周辺から、中国を刺激するトンデモない発言が飛び出している。

 首相側近の萩生田総裁特別補佐が、9月30日の米ブルームバーグとのインタビューで、日中首脳会談の条件として、中国サイドから靖国に参拝しないことを確約するよう求められた場合、「総理は蹴っ飛ばすと思う。行くか行かないかは個人の判断だ」と話した。「APECの前に(安倍首相が)わざわざ参拝するとは思わない」「じゃあ永遠に行かないかというと、そういう人ではない」と明言。海外メディアを中心に物議を醸している。

 国内の支持層向けに安倍首相が言わせているのか、それとも萩生田氏が勝手に暴走しているのか知らないが、いずれにせよ、APECでの日中首脳会談が済めば、「靖国には必ず行く」というのである。ここまでくると、ほとんどビョーキだ。萩生田氏は6日にも、BS日テレの「深層NEWS」で「河野談話は骨抜きにするべき」なんて言っていた。

「日中首脳会談の後で靖国参拝を強行すれば、中国はメンツ丸潰れ。両国関係は今よりもっと険悪になる。さすがに、そこまで浅はかではないと信じたいですが、安倍首相は言っていることとやっていることが支離滅裂。この二枚舌には中国も激怒していると思います」

ArcheAge RMT

ファイファン11 RMT

DQ10 RMT